展示會の新しい価値を打ち出す必要があるウィズコロナ環(huán)境では

ウィズコロナ環(huán)境では、展示會の新しい価値を打ち出す必要がある

いま、各都道府県の緊急事態(tài)宣言が解除に向かうなかで、徐々に展示會産業(yè)にも動きが出てきています。先に挙げたガイドラインの発表などはその一例でしょう。しかし、肝心なポイントに主催者はまだ目が向いていません。

ウィズコロナを前提とした開催に対して加わる各種の制限に対して「新たな価値」が提示できていないという現(xiàn)狀です。いや、気付いているのかもしれません。まずは展示會そのものを開催するために、安全な運用方法の策定などに腐心してマンパワーが不足しているのかもしれません。

ですが、そのまま開催しても客足は戻らないでしょう。會場の収容人數(shù)に制約があるうえに、多くの制限がかかる。しかし、展示會という場から得られる価値は変わらない。そんな現(xiàn)狀では、「わざわざ參加しない」という選択肢が選ばれてしまいます。

そもそも、このコロナ禍によってビジネスのオンライン化を進めようとする動きは多くの企業(yè)で出てきています。だから、ビフォーコロナの狀態(tài)と比較すると出展者も來場者も「選択肢」が増えている狀態(tài)にあるのです。

そこで制限が多く、かといって新たな価値が提示されていない展示會が開催されても、出展意欲?來場意欲ともに落ち込んでしまう狀態(tài)が想像できますよね。

特に、來場者側(cè)にその傾向が顕著に現(xiàn)れるでしょう。展示會に関わるプレイヤーは、既に2月の某総合展示會の慘憺たる有様を目にしているはずです。開催はできても來場者のいない展示會など地獄絵図です。

そんな狀態(tài)で展示會を開催してしまうと、さらに展示會の価値が低下しオンラインへのシフトが顕著になってしまいます。だから、展示會の開催にあたっては「新たな価値」を提示する必要があると感じています。

しかし、相変わらず展示會産業(yè)は今までの価値観を引きずったまま展示會の再開を待ち望んでいるようです。特によく見かける主張は、「リアルにしか生み出せない価値がある」というものです。

展示會が開催できていない現(xiàn)狀ではその価値は有効活用できていない。しかし、展示會が戻ってくればリアルにしかない価値が活用できる。そんな主張を?qū)gに多くのシーンで目にします。

もちろん、「リアルにしかない価値」の存在は事実です。イベントという場がもつ空気の特殊性は他では代わりの効かないものです。余談ですが私の社會人生活はイベント制作會社から始まっています。だから、「リアルにしかない価値」も十二分に理解しています。

ですが、ですがです。理解しているのですが、展示會という場においてはその前提を一度疑ってみた方が良いとも感じているのです。